コラム債務整理・番外編3: 「完済人」より「過払い人」~関西人のおっちゃんより

ワシは、先祖代々東京下町育ちの江戸っ子や。
江戸っ子のお前が何で関西弁やねん?ッて思うかもしれんけどな、まあ聞いてえや。一応、阪神の大ファンやから、少しは話せるやねんぞ。


最近、「完済人」とか言う気色悪い人間がおるそうやな。
「関西人」ちゃうで、「完済人」やで、「完済人」。

で何の話や思うて見取るとやな、何でもどこぞの銀行のおまとめローンで一本化してすっきりしたモンを「完済人」いうそうやで。
おもろいネーミングやな。

ホンマやったら、債務整理して引き直して元金減らしたり、過払いとったり、今後の利息もゼロにせなアカンねんのに、高い利息で生まれたサラ金の元金をそのまま残したまま、おまとめ後の利息も払うんやもんな。
ちいともええ話な気がせんのやけど、ごっついええ話みたいなネーミングやもんな。

ホンマ、コントやでえ。

関西人からみたら、カンサイのイメージを汚しよってからに、言うて怒るんちゃうか。ああせやった、わしも今日は関西人やったな、忘れてもうた。

まあ、「完済人」「完済人」言うてる銀行もな、一応、長く借りたモンは、弁護士会へ相談しいや、言うてるみたいやからな、罪はないんやけどな。
せやけど実際問題、そうならんでみんな「完済人」になろうと、単に「おまとめ」に走ってるそうやしな、心配なこっちゃ。

元金が減らんしの、過払いやったらビッグチャンス喪失や。

少しおつむ冷やして、何が本質か考えた方がええで。そうそう、そん時はワシの以前の「おまとめ」コラムもよう見てえな、ごっう参考になるさかい。
ぎょうさん、ようしゃべれん言葉で書いてたらやな、めっちゃ疲れてきたさかい、終わりにするけどやな、早く、多重債務から賢くやな脱出してえな。

「完済人」より「過払い人」になるんやぞ。

ほな、また次回、東京弁のコラムでな、さいなら。